「哀しい予感」を韓国語で読む

さて、昨日紹介した「哀しい予感(슬픈 예감)」。韓国の訳者が、日本語から韓国語に訳す時に、どうしてその単語を選んだのか?という点について、スカイプレッスンの先生の意見をもとに、ちょっと覗いてみようと思います!

翻訳小説の冒頭に、こんな一文があります。

나도 모르게 따라간 한영처럼,그 나날들에는 외부가 없다.

これを私が直訳するとこんな感じでしょうか。

私も知らずに追いついた幻影のように、その日々には外部が存在しない。

ちょっと意味不明じゃありません?「外部が存在しない」ってどういう意味?って思いませんか。でも「외부(外部)가(が) 없다(ない)」ですから、「外がない」とか「外部がない」みたいにしか解釈できません。原文を見てみましょう。

いつの間にかたどりついた幻のように、その日々は外界を失っている。

(吉本ばなな「哀しい予感 (幻冬舎文庫)」より引用)

おお!これなら何となく意味が分かるような。「外界(외계)」という単語もあるのに、なぜ「외부」が使われたのか、あくまでも先生の意見ですが、「외계」になると宇宙を意味するニュアンスが入ってくるとのこと。この文脈からして宇宙はあまり関係ありません。

以下は私の見解ですが、小説を読めば分かるように、冒頭では「この世からとは距離を置いたちょっと不思議な空間に、叔母が住んでいる」ということを語っています。主人公が不思議な空間で過ごした日々を「外界を失っている」と表現しているのだと思います。

以上のような理由で「외부」をチョイスしたのではないかということです。ちなみに上のリンクサイトでこの部分は試し読みできますよ~。

面白い!!と思うのは私だけ?^^; こんな感じで比べつつ、読み進めています。ずっと独学してきましたが、2年目の終わりにこうやってスカイプレッスンで刺激をもらってやる気パワーモリモリになりました。

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